「この問題、復習しとけよ~。」の真意
英語をどうやって「復習」していますか?
こんにちは。
今回は、英語を勉強方法についてです。
みなさんは、塾や学校などで習った英語をどうやって「復習」していますか?ちょっと、自身の学習を思い返してみてください。
音読しますか?
単語や文法をノートに書くなどしていますか?
はたまた、
もう一度解いてみていますか?
英文をそのまま丸暗記。なんて人もいるでしょう。
内容面は、先生ごとに工夫があるでしょうからその先生を信じて取り組んでみてください。どうしても信じられないならば、先生を変えたり増やしたりして、その先生の教えの純度を下げましょう。何事も信じる心から、です。
さて、そんなことは置いておいて。復習をするときに欠かせない考え方をご紹介します。
確認なのか、復習なのか
みなさんの中には、塾や学校で習ったことをその日のうちに「復習」するものだと考え、実行している…が成績が伴わない!なんて人がいるのではないでしょうか。
それは、そもそも、「復習」ではなく、「確認」作業なのです。(そのため、先生方のいうところの復習ができていない、ということです)。それで、成績が上がらない!というのいかがなものでしょうか。
というお小言はさておき。
ことばの由来から、考えてみましょう。
確認 | はっきりと、たしかめること。 |
復習 | 一度習ったことを繰り返し勉強すること。 |
そうです。繰り返せばよいのです。簡単なことですが、重要なことです。一度習ったものをそのままにせず、時間を空けて復習すればよいのです。
では、そのためには、どうしたらいいのか。そもそも、そんな習慣がついていたら苦労はしませんよね。ここから先を読んで、確認のお勉強から、復習のお勉強に切り替えましょう!
This is the boy of whom I spoke yesterday.
この英文を復習してみましょう。まずは構造から確認です。自信のない人はノートを用意して、一つずつ書きながら読み進めてみてください。
this-主語(S)
is-動詞(V)
the boy-補語(C)
〈of whom I spoke yesterday.〉関係詞節
of whom の先行詞-the boy
次に、2文に分けて考えます。
①This is the boy.
②of whom I spoke yesterday.
明らかに②がおかしい。”of whom”を適切なところに戻すと、
②’ I spoke of whom yesterday.
“whom”がおかしい。先行詞の単語を当てはめて、
②” I spoke of the boy yesterday.
となる。
ここから、さっきの原文にあった”of whom”は、「of + the boy」だったのだということがわかります。
というわけで、これから関係代名詞に前に前置詞がついているかたちを見つけたら…
「前置詞 + 関係代名詞」
☆ 先行詞を特定して、関係代名詞と置き換えて、
☆ 間駅詞節のどこに入るのかを特定する。
という癖をつけましょう。
また、”whom” が”the boy” をさしているので、 “of”を関係詞節に残したままの言い換えもできます。
This is the boy of whom I spoke yesterday.
This is the boy I spoke of yesterday.
(こちらは私が昨日話した少年です。)
ひとつひとつ、復習しましょう。
今の英文を復習するにあたり、以下のステップに分解します。
- 英文の音読&空でいえるまで暗唱
- 文法(関係代名詞)の構造の分析
- 時制のずれチェック
- 言い換え表現
これを4日に分けて行います。別に4日に分けなくともよいのですが、とにかく復習というのは「繰り返し」が大切です。1単元だけでも構いません。完璧に構造まで理解しているところがあれば、英語が今までよりも少しだけ親しみやすく感じるはずです。ぜひやってみてください。では。