久我山中・徹底対策【算数】

総評

2019年度から2022年度までの過去4年間、大問は4題、設問は合計18題(2020年度だけ20題)の出題形式が続いている。

まず大問1では4題、小数と分数、かっこが入り混じった四則計算が出題される。

難易度はそれほど高くないため、工夫できるところは工夫し、後に続く問題に備えて、なるべく時間をかけずに、確実に解きたい。

大問2は7題、2019年度は時計算、旅人算、過不足算、約数と倍数、平均、辺と面積の比、体積。

2020年度は数の性質、濃度、売買算、流水算、つるかめ算、平面図形、展開図。

2021年度は数の性質、つるかめ算、過不足算、線分図、通過算、図形の移動、立体の表面積。

2022年度は縮尺、規則性、濃度、文字式、流水算、図形の移動、辺と面積の比からの出題だった。

大問の2は中学受験では定番の特殊算からの出題ではあるが、どの問題も難易度自体はそれほど高くない。

基礎基本を徹底して行なってきていれば、難なく解ける内容の問題となっている。

しかし単元はまんべんなく出題されるため、線分図、面積図などの図を使うときは、日頃からていねいに書く癖をつけておき、文字式や比なども繰り返し解くようにして、苦手な単元を作らないようにしておきたい。

また、図形は必ず出題される。平面図形は合同、相似、面積比、立体図形は回転体や円錐の体積と表面積などは徹底的に演習しておきたい。

大問3は2019年度は条件整理・場合の数、2020年度は規則性、2021年度は濃度、2022年度は条件整理・場合の数から出題された。

2021年度の濃度は途中、天秤か面積図で加えた容器Bの食塩水の量を求める必要があり、2022年度の場合の数は、樹形図を使って並べ、最後にできた整数を全て足すときに、工夫がないと時間をかなり使ってしまう問題となっていた。

ここでも工夫できる計算は必ず工夫したい。

大問4は2019年度は水槽の体積とダイヤグラム、2020年度は旅人算とダイヤグラム、2021年度は水槽の体積とダイヤグラム、2022年度は水槽の体積とダイヤグラムから出題された。

2017、2018年度もダイヤグラムを用いた問題が出題されているため、対策は怠れない。

また、難易度は高いが合格者平均点が74から80点台となっているため、ここもなんとか正答したい。

幸いなことに、問題用紙にグラフ自体は書かれているため、自分でしっかりと線を引き、自分自身で正解を導くヒントを書くことができる。

2020年度は正しく線を引ければそれだけで一問正解することができた。

上記したが、日頃から一問一問、ていねいに取り組んでもらいたい。

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