久我山中・徹底攻略【理科】
総評
2019年度から2022年度まで、大問5題、設問30題の構成は変わらない。
どの分野からもまんべんなく出題されているため、苦手を作らないようにしたい。
大問1は、1問ごとに異なる分野から、当てはまる語句を答える問題が5問、記号を選択する問題が5問出題される。
例えば化学であれば指示薬の色の変化や、何と何を混ぜたら何が発生するのか、またその発生したものの特徴など、基礎基本を徹底して覚えておけば十分対応できる。
大問2は計算して答えるものを含め5題出題される。
2019年度は、前年(2018年)の火星大接近、太陽、地球、火星の位置関係について。
2020年度は、日時計、日食、月の満ち欠けについて。
2021年度は、電流、豆電球と電池のつなげ方について。
2022年度は、ネコと二枚貝のからだのつくりについての出題だった。
例外はあるが、どれも身近なものをテーマにして出題しようという学校側の考えが反映されていることがわかる。
理科や身近なものに興味を持って調べた経験があれば、楽しく解ける問題となっている。
大問3は、グラフや図、表、文章を読み取って答えるものが5題出題される。
2019年度は、金属について。熱の伝わりや、金属の特性を覚えておきたい。
2020年度は、金属の伸び縮みについて。こちらは2019年度と同じテーマだが計算が多かった。
2021年度は、ものの溶け方について。実験器具の名称を答えさせる問題が出題された。
2022年度は、湖に堆積する地層について。こちらも計算して答える問題が多かった。
大問3も、例えば2019年度はステンレス製の流し台に熱湯を流すと「ベコッ」と音がなる理由を答えさせる問題があった。
日常生活での出来事を当たり前のこととせず、なぜなのか疑問を持っておきたい。
大問4も、グラフや図、表、文章や絵を読み取って答えるものが5題出題される。
2019年度は、回路図から、スイッチのつなげ方について。
2020年度は、鳥類のからだの作りについて。
2021年度は、地衣類(コケの仲間)の分布について。
2022年度は、ばねの伸び縮みについての出題だった。
大問5も、図や表、文章(会話文)を読み取って答えるものが5題出題される。
2019年度は、生物の生態系について。
2020年度は、中和と指示薬の色の変化について。
2021年度は、水の循環について。
2022年度は、コーヒーサイフォンの抽出についての出題だった。
計算して答えるものが多いため、落ち着いて考えてもらいたい。
⦅解いておきたい問題⦆
以下の問いに答えなさい。
次の文章は、様々な気体の性質をまとめたものです。
A. 光合成の材料で、石灰水を白く濁らせる。(ア)にうすい塩酸を加えると発生する。
B.鼻をさすにおいがする。水によく溶け、無色のフェノールフタレインを赤色にする。
C.過酸化水素と二酸化マンガンを反応させると発生する。金属のさびをつくる。
D.気体の中で最も軽く、水に溶けにくい。火を近づけるとポンと音を出して燃える。
E.石油ストーブをつけ、不完全燃焼が起こるとこの気体が生じる。
吸い込むと血液中の酸素を不足させ、 中毒が起きることがあるので、たびたび換気が必要である。
F.鼻をさすにおいがする。水道水やプールの消毒に使われる。
G.地球の上空にはこの気体の層があり、生物に有害な紫外線を防いでいる。
フロンガスによってこの層(特に南極上空)が薄くなることが問題視されている。
(1)E~Gにあてはまる気体として正しいものをそれぞれ次の中から1つ選び、記号で答えなさい。
ア.水素 イ.ヘリウム ウ.酸素 エ.オゾン オ.窒素
カ.二酸化炭素 キ.一酸化炭素 ク.塩素 ケ.アンモニア
(2)文中の(ア)にあてはまるものとして正しいものを次の中から全て選び、記号で答えなさい。
ア.貝がら イ.チョーク ウ.大理石 エ.水酸化ナトリウム オ.重曹
カ.鉄 キ.金 ク.銀 ケ.銅
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