開智中・徹底攻略【算数】
総評
2020年度から2022年度まで、大問は4題で、考え方などの記述を含めた設問17題の形式は変わっていない。
大問1では8題、分数と小数の入り混じった四則計算や逆算、濃度、確率、仕事算、速さ、辺の比など、私立中入試の王道といった問題が出題される。
また、どれも応用問題レベルの難易度であるため、落ち着いて正確に解きたい。
ちなみに開智日本橋では大問1で、複雑な四則計算や逆算が4題出題される。
他の問題の難易度も開智と変わらないため、第一志望にするのであれば開智未来も含め、練習として解いておきたい。
大問2は3年連続で速さが出題された。
ダイヤグラムや図を使わなくても、問題の内容が理解できれば式で十分解ける。
しかし内容を整理し、確実に正答するためにも書いた方が良いと考える。
そのためにも、まず問題を読んだ時点でどうしたら解けるか、どんな図が必要かが、瞬時に浮かぶまで問題演習を行なっておきたい。
2020年度の大問3は、平面図形から四分円の組み合わせ。
2021年度は、平面図形から台形の辺と面積の比。
2022年は立体図形から切断と展開図が出題された。
難易度もやや高く、内容の理解に時間がかかる問題が多い。
過去問演習や本番の時には、この大問3に入ったところで一度時間を気にしてもらいたい。
大問4を含めて解く時間があるのか、大問4の方が早く解けないか、残り時間から考えてどちらを先にやるか考えてもいい。
2020年度の大問4は平均点の問題だった。
面積図を使いこなしているレベルであれば、別段難しくなかった。
2021年度は白黒の2種類のタイルで正方形を作るという組み合わせの問題だった。
図をたくさん書く時間が残されていれば解けたと思われる。
2022年度は整数の性質から、11の倍数についての出題だった。
11の倍数の判定法も記載されていたため、これもしっかり考えられる時間が残されていれば難しい問題ではなかった。
開智を目指すのであれば、日頃からやや難しめから難問の問題演習を行なっておきたい。
問題を解いた際には、自分がどう解いたかを、覚えている間に丸付けを行い、合っていても必ず解説を見て、もっと簡単な、わかりやすい解き方がないかどうか確認したい。
間違っていたら解説を見て実際にその解き方をすぐに試してほしい。
そしてそれを復習ノートにまとめ、似たような問題が出た際には解ける状態にしたい。
また、開智は最初の設問がその後に続く設問のヒントになっていることが多い。
最初の設問こそ大事に解いてほしい。
今後、過去問を解く際に思うようにいかないこともあると思う。
そのときはスタディーズラボを頼ってほしい。
とにかくここからは受験生諸君の時間が限られてくる。
ぜひ効率よく勉強して、合格をつかみ取ってほしい。
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