成蹊中・徹底攻略【理科】
総評
2019年度から2022年度まで、出題形式は決まっておらず、問題数も年度によって異なる。
どの分野からもまんべんなく出題されているが、若干生物分野が多い。
ただし例年、大問1か2で設問10問程度の長めの問題が出題される。
また大問に必ず一つ、成蹊中学高等学校内の施設や近隣施設(井の頭公園)で観測、調査した内容からの出題もある。
学校内、吉祥寺周辺、近隣にどのような施設があるのか知っているか、もしくは事前に調べておけば少し有利であると思われる。
大問1は2019年度は、磁石の性質から記号選択のみ4問。
2020年度は、生物分野(主にニホンジカについて)から14問。
2021年度は、3Rについて記号、記述を含む4問。
2022年度は、てんびんのつり合いから計算して答える問題が5問だった。
大問2は2019年度は校内の成蹊気象観測所の観測結果から、天気の変化について4問。
2020年度は学園内の地震計の観測結果から、地震について4問。
2021年度は井の頭恩賜公園で行われた『かいぼり』について、記述を含む10問。
2022年度は重そうとクエン酸について汚れ落ちの比較と中和について、記述を含む5問だった。
大問3は、2019年度にヒトのうんちについて、総合問題形式の9問。
2020年度は塩酸とアルミニウム、塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和について6問。
2021年度は校内の成蹊気象観測所の観測結果から富士山と東京タワーの可視日数について4問。
2022年度は校内の理科棟屋上の天文台での皆既月食の観測結果から4問だった。
大問4は、2019年度は水溶液の性質について5問。
2020年度は光の反射(カーブミラー)について4問。
2021年度は電球の回路から2問。
2022年度は成蹊高校生物部の海岸生物の観察の様子を総合問題形式で記述を含む9問だった。
問題文から、校内の施設や活動にちなんだ身近なものから出題されていることがわかる。
学園生活がうかがえるものとなっており、第一志望であれば試験中に己を奮い立たせてくれる問題だと思う。
第二回の問題分析も用意している。
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