成蹊中・徹底対策【国語】
総評
成蹊中の国語は、毎回2題構成となっています。それに加えて漢字が5問出題されます。
ことわざや慣用句のような知識を直接問うような問題はなく、文章中に出てくるものが分かれば大きな障りはないでしょう。
大問1は大抵が「物語文」です。
文章のテーマは「発達障害で施設に入れられた子の話」や「年老いた犬の最期を看取る仕事の話」など、普段の生活ではなかなか体験することのないような話題を中心に出題されています。
これに対する対策として、一般的に考えられるような「同じようなテーマの本を読ませる」ということが挙げられるでしょう。
しかしながら、本を読んで「ナルホド、そういう心情になるのか」という共感を得たとしても、果たして文章読解の点数アップに役立つかと言えば、一部役立つ、にとどまると思われます。
というのも、あくまで登場人物の境遇を想像し、そこから得られる感想だけでは、設問を解きに行くことは難しいからです。
また、小学生に読ませる文章でさえ、本は大人が書いたものですから、小学生に対してそこから出題者の意図や要点をまとめる能力を「読書から学べ」ということもかなり至難の業であると思います。
成蹊中の問題は主観をいれずに読み進め、記述していく問題です。
それゆえに、読書による経験値よりも大切なことがあります。
それが、
いつでも使える読解の「ワザ」を身に着ける
ということだと思います。
読解の「ワザ」については、対策教材にて詳しくご紹介しています。
対策教材は期間限定にて無料でプレゼント中ですので、気になる方はぜひこちらからご連絡ください。
今回の対策教材では、
「指示語」と「一文」という2つの観点から読解問題を解き明かしています。
その他にも国語の文章読解には様々な要素があります。
国語科として、ひとりの日本語を大切に思う人間として、受験生たちにほんとうに学んでほしいのは、国語の文章の奥深さです。
しかし、塾講師として受験生に向き合う際に、目の前に立ちはだかる入試を突破することを考えれば、優先すべきは「得点の稼ぎ方」だとも考えています。
入試において、絶対はありません。
今の偏差値や出来栄えは関係ないのです。
“今その瞬間から”本気になれば、なんだってできます。
奇跡の逆転合格は幾度となく、いや、毎年成しえています。
ただし、そのためには今を変えるために勇気と、痛みを伴う必要もあります。
この対策教材は成蹊中学校だけではなく、他の学校にもある程度の有用性があります。
どうか、これを見た受験生たちが一人でも多く、第一志望校合格という夢を果たすことが出来ますように。
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