成蹊中・徹底攻略【社会】
総評
成蹊中の社会には、大きな特徴が3点あります。
① 地理分野の直接的な出題がないということ。
② 憲法と明治以降の戦争に関する話題は深く理解し、知り尽くしておくこと。
③ 資料や本文から読み取れることの論理的表現力が求められること。
以上の特徴を踏まえ、社会科において成蹊中合格をつかみとるために必要なことを説明していくことにします。
①について、地理としての出題がないということは多くの受験生が知っていることでしょう。
一方で、それを「なら、地理の勉強はしなくていいんだ!」と勘違いするものも多いのです。
地理が出題されない理由は、“当然、知っているという前提に立って”入試問題がつくられているからです。
また、成蹊中以外にも私立入試は続きます。
それらの学校では当然直接的な地理の出題がなされるでしょう。
ですから、安易な気持ちで「ヤマをはるために、受かるために、他の科目の勉強もあるし…」と地理分野の学習をおろそかにするのは避けるべきでしょう。
2022年度第1回入試においては、世界の国々の特徴と位置を問うもの・平成23年度第1回入試においてはインド・パキスタン・イランの位置を問うものなどがありました。
これらは、地理分野は当然できているでしょう。という成蹊中からのメッセージであると考えられます。
これらのことから、成蹊中を受験する生徒は、地理歴史公民の3分野をしっかりとまんべんなく基礎用語の習得に力を注ぐことが合格への近道であるといえます。
ただし、歴史は明治以降しか出題がない(平成26年度第2回に例外アリ)、地理も日本の都道府県や世界の国々の位置関係が中心に出題されているなど、それらの点のメリハリをつけての学習は有効です。
②については、憲法と戦争の歴史については、入念に学習しておく必要があるといえます。
③については、資料や本文から読み取れる内容を過不足なく読み取り、どのような解答を求めているのかを考えられることが大切です。
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