城北中・徹底攻略【理科】
総評
城北志望なら知っているような有名な話ではあるが、まず最初に力や音や光、電気や磁石の問題の後に、物質・化学からの問題、その後、生物から出題があって、最後に地学という順序で大問4つの構成になっている。
ただし2021年度は、出題順序の変化はなかったものの、大問7つの構成となった。
これは2022年度でまた大問4つの構成に戻っている。
2019年度から2022年度までの設問数はそれぞれ18問、27問、32問、22問とまちまちで、記述やグラフ作成の問題があった年は設問数も少なくなったと考えられる。
大問1は、2019年度は滑車の力のつり合いから7問出題された。
2020年度は滑車とバネの力のつり合いから9問。
2021年度は滑車と輪軸の力のつり合いから6問。
2022年度は浮力とバネの組み合わせから8問だった。
物理分野は特に、動滑車と定滑車と輪軸を組み合わせた問題を苦手とする生徒も多いが、城北の場合は今後も出題されるのはわかっているので、様々な学校の過去問等で演習できるようなレベルにしておきたい。
大問2は、2019年度は酸化銅について6問。
2020年度は水の沸騰について8問。
2021年度は音の伝わり方について4問。
2022年度は二酸化炭素の発生について6問だった。
化学からの問題は基礎の徹底が必要で、現時点でも指示薬の色の変化や、何と何を混ぜ合わせると何が発生するのかなど悩む必要のないようにしたい。
その上で、中和反応などの計算問題は必ず出題されるので演習をこなしたい。
大問3は、2019年度はヒトと昆虫の眼について2問。
2020年度は植物の光合成と呼吸について5問。
2021年度はアンモニアの発生について7問。
2022年度は食物の消化や色素を作る酵素の反応について7問だった。
生物からも難問が続く。
2020年度は2種類の樹木を光の強さと二酸化炭素吸収量のグラフで表したものの読み取りの問題など、読解力が必要な問題が出題されている。
これは2021年度から大学入学共通テストが始まり、センター試験の知識、技能だけを問われる問題に加え、思考力や判断力なども重視される問題が出題されるようになったことから、中学校が大学入試を意識し、城北中に限らず、他の私立中でも、都立中の適性検査のような記述問題が増えたと考えられるし、実感している。
大問4は、2019年度は火山について3問。
2020年度は気温の変化について5問。
2021年度は動物のからだのつくりについて4問。
2022年度は、地震について、先生と生徒の会話文から4問だった。
冒頭で書いたが、2021年度だけ大問が7まであったため続きに入るが、大問5はホウセンカの茎や葉のつくりについて。
大問6は富士山のハザードマップについて。
大問7は天体、恒星までの距離について出題された。
地学からは、地震についてならP波とS波の速さの違いからの計算問題、緊急地震速報の仕組み、など出題される問題はある程度予想はつく。
城北の過去問はもちろん解くが、他校の男子校で理科の良問を出す学校(駒場東邦など)も解いておきたい。
その時は解けなくても、しっかり復習と解説を聞いておけば、本番で似たような問題を、似たようなもっと難しい問題を解いたことがあるという自信に繋がるはずだ。
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